在学生(学部・大学院)

4年間の悔しさを胸に、Vリーグへ。楽しむことを忘れず挑戦していきたい。

髙久 さら沙 女子バレーボール部
人間科学部 人間科学科4年
茨城県 水戸女子高等学校出身

楽しむということを神大女子バレーボール部で学んだという髙久さん

神奈川大学女子バレーボール部は関東大学リーグ2部に所属し、1部への入れ替え戦を目標に日々厳しい練習に励んでいます。今年6月に行われた東日本バレーボール選手権大会(東日本インカレ)ではシード校に勝利し、着実に成長を遂げています。そんなチームを「熱い気持ちを持った選手が多いんですよ」と話してくれた髙久さら沙さんは、Vリーグ「リガーレ仙台」への入団が決定しました。プロアスリートとして歩み始める髙久さんに、女子バレーボール部での思い出やキャプテンとしての想い、今後の目標などについてお話を聞きました。

「1日1日を頑張る」、その積み重ね

髙久さんは、神大のバレーボール部に入部した当時は特段プロを目指していたわけではなかったそうです。「最初はとにかく1日1日を頑張っていこうという気持ちだけでした。やっていくうちに、上を目指してみようという気持ちが少しずつ芽生えてきました」と髙久さんは言います。そして、4年の夏。東日本インカレでのプレーが関係者の目に留まります。「本当に私?という驚きと不安がありましたが、大学の4年間で思うような結果が出せなかった悔しさがあったので、せっかく次の舞台があるのなら、その悔しさを晴らしてみたいと思って入団を決意しました」。

その日できる全力を毎日出し切る

女子バレーボール部では選手の自主性を重んじており、毎日の練習内容も4年生が主体になって決めています。キャプテンでもあった髙久さんは、最初は周りに気を遣いすぎて苦労したそうですが、思い切って仲間に頼ることでチームの結束力が高まったと言います。そんな彼女が大切にしていたのは、「その日できる全力を毎日出し切ること」という宝積監督の言葉です。厳しさの中にも楽しむことを大事にしていた監督の指導は、チーム全体を明るい雰囲気にしました。

「試合で1点を取った時のリアクションがすごく大きいんです。監督自身が全力でバレーボールを楽しんでいるので、私たちも毎日全力でした。その教えがあったから、プロでもできるという道につながったと思います」。

大学で培った技術と理論が通用するのか試したい

女子バレーボール部では、昨年から神奈川県内の小学生を対象にバレーボール教室を開催しています。小学生にバレーボールを楽しんでもらうための練習プログラムも学生自身が考えて作っています。「子どもたちに教えることで基本の大切さにも気づけました」と話す髙久さんに今後の目標を聞きました。「とにかく試合に出て、大学で培った技術と理論がどこまで通用するのか試してみたいです。Vリーグの優勝も味わってみたいですね。決して甘くない世界ですが、たくさん学ぶこともあると思うので楽しみです」。

 

※内容はすべて取材当時のものです。