今年は、4名が「なでしこリーグ」入り。これからも全力でピッチを走り続ける。
女子サッカー部
本多 実夏子
経営学部 国際経営学科4年
埼玉県 作陽学園高等学校出身
鈴木 彩心
経営学部 国際経営学科4年
宮城県 常盤木学園高等学校出身
神奈川大学女子サッカー部は、関東大学女子サッカーリーグ1部に所属し、チーム最大の目標である全日本大学女子サッカー選手権(インカレ)優勝を目指して日々練習を行なっています。昨年は、インカレへの出場は叶わなかったものの、皇后杯では初戦でなでしこリーグ1部所属のチームを撃破。今年の春には、4名の部員がなでしこリーガーとして歩み始めます。その中の2人、本多実夏子さんと鈴木彩心さんに、女子サッカー部の魅力や思い出、今後の目標などについてお話を聞きました。
人間として成長させてくれる場所
神大女子サッカー部の特長は、豊富な運動量で前線に常にプレッシャーをかけるアグレッシブさ。本多さんと鈴木さんも日々の実践的な練習を通して、4年間、ピッチを必死に走り続けてきました。入学当初からプロを目指していたお2人ですが、女子サッカー部で学んだのは、サッカーの技術だけではなく、人間的な学びもたくさんあったそうです。
「斉木監督からは挨拶や礼儀、チーム内の役割をしっかり果たすように指導を受けました。社会人としても通用するように、競技以外の人間性の部分での厳しさを叩き込まれました」と、本多さんは振り返ります。

厳しいことも言い合える仲間
女子サッカー部は、総勢60名の部員数を誇り、ほとんどの部員が全国トップレベルの実力を有しています。そんなチームの雰囲気について本多さんは「上下関係はあるけれどいい距離感。学年の壁を越えて仲の良いチームです」と話します。鈴木さんはケガで試合に出られないことも多く、とても悔しい思いをしたそうですが、試合に出られなくても懸命にチームをサポートしてくれるキャプテンらの存在に勇気づけられたと言います。「すこし気の抜けたプレーをした時は、『チームのためにもっと動いてほしい』とはっきり言われました。そのおかげで、私自身の意識も変わりました。仲が良いだけではなく、厳しいこともお互いに言い合える理想的なチームだと思います」(鈴木さん)

神大女子サッカー部の誇りを胸になでしこリーグへ
プロ入りの夢を叶えるために、自分のプレー動画を作成し、さまざまなチームの練習に参加したお2人。そして、本多さんは「ニッパツ横浜FCシーガルズ」へ、鈴木さんは「大和シルフィード」への入団が決定し、なでしこリーガーとして歩み始めます。どんな選手になりたいか聞いてみました。
「なでしこリーグ所属チームの練習に合流してみて、今までの自分の基準が低かったことを痛感しました。チャレンジする気持ちを大事にして、もっとアグレッシブにプレーしていきたいです」(本多さん)
「応援してくれる人も増えたからこそ、一生懸命に取り組まないといけないと思います。プロのステージに進んでも、4年間学んだ“常に100%でプレーをすること”を続けていきます」(鈴木さん)
神大女子サッカー部の誇りを胸に、日本や世界のピッチで活躍するお2人がとても楽しみです。


※内容はすべて取材当時のものです。