在学生(学部・大学院)

生徒の将来を考えることで一変した授業の質や生徒への対応

菊池 悠太 2023年度 経済学部現代ビジネス学科 卒業
現役合格:令和5年度実施 川崎市公立学校教員採用候補者選考試験<社会>

INDEX

01社会の教員を志すようになったきっかけは?

自分はこれまで多くの人に支えられ、教えられここまで生きてきました。特にその中で「学校の先生」の教えが今の自分を形成しているといっても過言ではないと思っています。自分が変えてもらったように今度は自分もこども達の人生を豊かにしたいと思い教員になろうと志しました。

02現役合格のために4年間努力してきたことは?

教員採用試験は二次試験が勝負という話を聞いていたので人前で話せる力、生徒の悩みを引き出し、解決に向かう姿勢を自分の中でつけようと思い塾講師のアルバイトと学校ボランティアを4年間続けました。また、大学の講義でも教授が話していた言葉などを後から自分で調べたりして知識をつけていきました。

03教職課程を履修する上で大変だったことは?それを乗り越えるためにどんなことをした?

大変だったことの1番はやはり取得単位の多さです。学部の卒業要件の単位も取らなければならないので、ほぼ毎日1限から4限まで授業がありました。その上で塾のアルバイトや学校ボランティア、さらに塾の授業準備や大学の授業の課題に取り組む日々でしたが、忙しさで逆に充実していたのか精神的な辛さはありませんでした。家でダラダラする時間を減らし、電車の移動時間を利用するなど、時間を捻出してやるべきことに取り組んでいました。辞めたくなったこともありましたが、「教員になるんだ!」という気持ちこそ、当時頑張れていた原動力かなと思います。

04どんな教員採用試験対策をしてきた?

一次試験は主に知識が問われるのでひたすら参考書を読み問題を解くことの繰り返しでした。特に自分は一時期就活もしていたため、勉強を開始した時期が教員採用試験直前の2 月からと時間がなく、とにかく勉強量を増やしました。最低でも1日8時間は勉強にあて、時には10時間を超える日もありました。二次試験の面接や論作文、場面指導の対策としては、大学の対策講座に積極的に参加しました。また、試験合格を目指す大学の同期と一緒に面接のロールプレイングをして対策を行いました。

05教育実習を通して学んだことは?

生徒の立場になって考えることの大切さです。学校生活において主役となるのは教師ではなく生徒です。生徒にどんな力をつけさせたいか、生徒にどうなってほしいかを考えていくことで授業の質や生徒への対応がかなり変わりました。大学の模擬授業だけでは身につかない力かなと思います。実際の生徒を相手にしてみなければ気づかないことだと思うので、教育実習のうちにこの経験をできたことは本当に良かったと思います。

06後輩へのメッセージをどうぞ!

「大学生の間は遊んだ方がいい」という言葉をたくさん聞くと思います。確かに遊ぶことも大切ですが、見失わないでほしいのは「自分がどうしたいか」ということです。大学生ほど自分のために時間を使える機会は今後社会に出るとないでしょう。その時間を無駄にせず、将来のために使う時間も設けてほしいと思います。目的、目標を持って自分のなりたい姿に向かって頑張ってほしいと思います。皆さんの活躍を心よりお祈りしています。

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※内容はすべて取材当時のものです。