在学生(学部・大学院)

挑戦を繰り返すことで一人前の教員になっていくと学んだ4年間

佐野 純一郎 2023年度 外国語学部英語英文学科卒業
現役合格:令和5年度実施 東京都公立学校教員採用候補者選考試験<英語>

INDEX

01英語の教員を志すようになったきっかけは?

中学校の英語の先生との出会いがきっかけです。中学に入り、本格的に始まる英語に私はとても不安でしたが、そんな私にとても親身になってサポートしてくれました。また、授業内容も生徒が楽しめるとても面白いものであり、そのおかげで、英語を学ぶことの楽しさ、英語が話せた時の嬉しさを感じることができました。そこから次第に、私もこの先生のような授業をして、生徒に英語の魅力を知ってほしいと思いはじめ、教員を志しました。

02現役合格のために4年間努力してきたことは?

学校ボランティアなどの経験を出来るだけ多く行うようにしました。
大学の授業で教職課程の授業を多く受ければ知識をつけることができます。しかし、それを実践することもとても重要です。知識ではわかっていることも実践すると難しかったり、出来なかったりすることがあります。実際に私は学校ボランティアや宿泊研修の付き添いなどを通して、実践だったからこそ感じた自分の良さや課題を発見することができました。教員になる前にこのような経験をすることは自分の成長のためにとても大切だと感じました。また、自分が教員に向いているか迷っている人も実践を通して分かってくると思います。

03教職課程を履修する上で大変だったことは?それを乗り越えるためにどんなことをした?

周りの学生と比べて自由時間が少ないことです。教職課程を取ると数多くの単位を取らなければいけません。他の学生が羨ましい、自分だけ辛いと思うこともありました。しかし、時間を有効的に計画的に使うことによってこの壁を乗り越えることができたと感じています。空きコマや電車内などで今出来ることを考え、少しでも後の自分が楽をできるように負担を減らそうと努力しました。また、一緒に教職課程に取り組む仲間がいたこともとても良かったと思います。同じ目標を持つ仲間が近くにいれば、刺激を受けられるし、不安や悩みを打ち明けることができます。

04どんな教員採用試験対策をしてきた?

効率のよい試験勉強を行うために、自治体の出題傾向を知ることに時間をかけました。教員採用試験に出題される問題は各自治体によって大きく異なります。したがって、まずは自分の受ける自治体の問題傾向を把握するために、受験する自治体の過去問を何度も解きました。その後、参考書等を使って勉強を進めていきました。参考書で勉強をしている時も、出る可能性が高いところが分かっていればそれに関する問題を何度も解くことができるし、逆にほとんど出ていない範囲の問題は省略しながら進めていきました。
また、大学が提供してくれる対策講座は受けた方がいいです。今年の出題予想や解き方のコツなどとても分かりやすく解説してくれます。同様に面接対策や論作文対策の講座も受講しましたが、本当に役立ちました。プロの方がとても分かりやすく丁寧に教えてくださり、このような講座があったから合格できたと思います。

05教育実習を通して学んだことは?

挑戦することの大切さです。実習始めは、自分は面白い授業ができるか、生徒から嫌われないかなど、毎日いろいろなことを考えがちでした。しかし、そのような不安があっても、まずいろいろなことに積極的に挑戦してみようと決意しました。生徒との関わり方や距離感が合っているのか不安でも、まず積極的に生徒と交流したり、授業計画の内容が不安でも、まず自分がやりたい理想の授業をやってみたりしました。そうすることで、教員としての生徒との関わり方や、授業内容の良い点や課題点を知ることができました。こうして挑戦を繰り返すことによってさまざまなことを知り、一人前の教員になっていくと学びました。

06後輩へのメッセージをどうぞ!

大学1年生の時、私は将来の夢が定まっておらず、とりあえずという気持ちで教職課程を履修しました。しかし、授業やボランティアを通して教員の魅力に気付き、教員という職業に就くことを決意しました。私のように教員に興味はあるが、まだ迷っているという方がいたら、まず受講してみることをお勧めします。もしも教員以外の職業に決めたとしても、教員免許状はずっと残り、転職等何かの役に立つかもしれません。大変に感じることもあるかと思いますが、周りには同じ目標をもつ仲間がいます。そんな仲間とともに壁を乗り越え、夢をつかみ取ってください!

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※内容はすべて取材当時のものです。