在学生(学部・大学院)

「人より得意」を教えていた中学時代の経験がきっかけでした。

田邊 陽引 2023年度 理学部数理・物理学科 卒業
現役合格:令和5年度実施 神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験<数学>

INDEX

01数学の教員を志すようになったきっかけは?

私が中学生のとき、数学が得意な方で苦手な生徒や嫌いな生徒に数学を教える機会がありました。その際に教えることの楽しさややりがいを感じ、「教える仕事」に就きたいと思ったのがきっかけで教員を目指すようになりました。

02現役合格のために4年間努力してきたことは?

単位を落とさないこと、大事な情報や資料を見逃がさないようにすることを努力してきました。卒業に必要な単位に加えて教職課程の単位を取るため、履修単位が多くなります。そのため、一つでも落としてしまうとどちらにも影響が出ることになり、現役で卒業、教員免許状の取得が難しくなる可能性があるのでとても意識して取り組んできました。また、単位を取るために必要な情報や資料を見逃がさず集めるために毎日メールを確認したり先生に質問しに行ったりしていました。

03教職課程を履修する上で大変だったことは?それを乗り越えるためにどんなことをした?

模擬授業の準備、発表が大変でした。学習指導案や板書計画作りではどのような内容にするかを考えるところから難しく、とても時間がかかりました。また、発表時には想定通りに行かないことが多く苦労しました。ただ、他の授業履修者と意見交換を行うこと、模擬授業に対してアドバイスをもらうことなどをして乗り越えてきました。

04どんな教員採用試験対策をしてきた?

大学の教員採用試験対策講座に参加しました。それに加えて、筆記試験対策としては、過去問を何度も解くことや解き方・公式集を覚えることに力を入れました。面接・模擬授業対策では友達と何度も見せ合い意見交換するといった場を設けました。

05教育実習を通して学んだことは?

生徒としっかりと向き合って取り組むことが大事であることを学びました。授業の際は生徒の様子を見て時間配分を考え、生徒に質問を投げかけていきます。授業以外でも生徒は私たちのことをよく見て対話してくれるので、生徒の様子をしっかりと見て対応できるようにしておく必要があることを実感しました。まずこちらから心を開いて話さなければ、生徒は心を開いてくれないということを学びました。

06後輩へのメッセージをどうぞ!

最終的に教員を目指さなかったとしても、教職課程を履修することは自分のためになることが多くあると思います。教員になるか悩んでいる人にも良い経験にもなりますし、役に立つ場面があると思いますので履修し続けたほうが良いと思います。履修していくうえで大変なこともあるとは思いますが、先生方や周りの方々に支えてもらいながら自分らしく諦めずに頑張ってください。

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※内容はすべて取材当時のものです。