在学生(学部・大学院)

憧れ続けた担任の先生のように、生徒からずっと信頼し続けられるような教師になりたい

後藤 優依 2023年度 理学部化学科 卒業
現役合格:令和5年度実施 山形県公立学校教員採用候補者選考試験<理科>

INDEX

01理科の教員を志すようになったきっかけは?

3年間の高校生活のうち、2年間共に過ごした担任の先生との出会いがきっかけでした。化学の授業がわかりやすいことはもちろんのこと、生徒との関わり方や化学が苦手な生徒にもわかるまで教えている姿に、教師として、人として、憧れ続けていた先生でした。私も、先生みたいな生徒からずっと信頼し続けられるような教師になりたいと思っています。

02現役合格のために4年間努力してきたことは?

化学、生物、物理、地学の基礎固めを重点的に行い、まずは一次試験を突破できるように勉強しました。二次試験では面接練習や論作文対策など、学内で行われた講座にはすべて参加しました。また、学校での先生の働き方や、生徒の雰囲気を知りたいと思い、週に一度、中学校で学校ボランティアを行いました。

03教職課程を履修する上で大変だったことは?それを乗り越えるためにどんなことをした?

検定試験の合格は4年間の大学生活で非常に苦労しました。「ここはでないから大丈夫だろう」と少ししか勉強していなかった分野に限ってよく試験で出題されました。その度に沈没し、なかなか合格できなかったのは忘れられません。自分の思い込みで勉強する範囲を狭めるのではなく、苦手分野でも過去問や問題集を何度も復習しました。また、試験当日の直前で確認した問題がかなり多く出題されたときがあったので、試験当日まで気を緩めずに取り組めたことが、合格につながったのかなと思います。

04どんな教員採用試験対策をしてきた?

専門科目を重点的に、高校時代の問題集や、中学校理科の教員採用試験の問題集など、今、自分がもっている教材を何周もまわして勉強しました。教職教養では、大学での対策講座や、外部の県別対策講座に参加し、抑えるべきポイントをしっかりインプットしてきました。また、論作文や面接対策は、学内講座のみでは不安だったため、個別に先生と何日間か論作文や面接練習をしました。その後は、想定質問に対しての答えを文字におこし、試験当日まで、話す流れをイメージしていました。

05教育実習を通して学んだことは?

生徒とのコミュニケーションの取り方、時間の使い方を学びました。「挨拶」をすることは特に心掛けていました。日にちを重ねるごとに、挨拶しかやりとりがなかった生徒とも会話を進めることができ、より多くの生徒と交流することができたと思います。また、授業中に答えを何人かの生徒に板書してもらっているときに、なぜそう考えたのかをグループ全員で考える時間を設けました。解けなかった生徒でも考え方を知ることができ、クラス全員が意欲的に学んでいる印象でした。

06後輩へのメッセージをどうぞ!

共に教師を目指した「友達」、違う進路へ進んだ「友達」、どんなに苦しかったときでも支えてくれた友達がいたから夢をつかみとることができました。あなたの周りにも支えてくれる親や友人、先生たちがたくさんいます。苦しくなったときは、言葉にだして話してみてください。自分のやりたい軸が強固であればどんなときでも頑張れます。後悔しないように、今できることを全力で取り組んでみてください。

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※内容はすべて取材当時のものです。