在学生(学部・大学院)
昇格に向けた4年間
硬式庭球部
北岡 功将 Kitaoka Kosuke
工学部4年 主将
針田 響大 Harita Uta
経済学部4年 主務
関東大学テニスリーグ7部に所属する神奈川大学硬式庭球部は、8月17日(水)から9月19日(月)に開催された2022年度関東大学テニスリーグに出場した。
リーグブロック戦を突破し、決勝トーナメントへ駒を進めたものの、2回戦の一橋大学戦で9対0のストレート負けを喫し、敗退した。
北岡主将は「自分たちの課題を知る良い機会になった」と本大会を振り返り、リーグ昇格には届かなかったが、最後まで全力プレーで健闘した部員を称えた。
INDEX
01サーブを武器に流れを作る
同大会では、強烈なサーブで相手選手を翻弄し、ポイントを獲得する展開が目立った。針田選手は「自分たちの強みであるサーブで相手を崩し、試合の流れを掴むことができた」と話す。部内には体格に恵まれた選手が揃っており、高い打点から振り下ろしたスピードあるサーブが多くの対戦相手を苦しめた。
練習から、攻撃の起点となるサーブ精度を重点的に強化したことで、サービスゲームでポイントを稼ぎ、勝利を掴むことができるチームへと成長した。
※サービスゲーム:自分がサービス権をもつゲーム
02メンタルが勝敗を分ける
スピード感ある試合展開で相手との駆け引きが必要なテニスは、体力のみならず、メンタルを酷使するスポーツである。
北岡主将は『スマッシュを決めることよりも、ミスショットでいかに相手にポイントを取られないかが大事です』と語り、どのような状況でもミスをしないメンタルの強さが勝敗の分かれ道になるという。
一流選手は「テニスの経験値だけでなく、日頃の生活の態度も大切」と話した針田選手。挨拶がしっかりでき、部内規律を重んじて行動できる選手が、人間力を向上させる。体力、メンタル、人間力を育み、一流選手を目指す。
03後輩たちへ託す昇格への道
北岡主将・針田主務は本大会で大学最後のリーグ戦を終えた。
4年生は、新型コロナウイルス感染症の影響で、練習や試合が思うように出来ず、苦しい時期を過ごしたが、チームを鼓舞し、部員を纏め上げた。
最後の試合を終えて、北岡主将は「目標としていた昇格に届かなく悔しい思いをしたが、楽しくプレーすることができた」と語り、針田選手は「神奈川大学の名を背負ってプレーできたのは素晴らしい経験でした」と、神奈川大学硬式庭球部の一員としての4年間やり遂げたことを誇らしく語り、来年こそはリーグ昇格を成し遂げてくれると信じて、後輩たちにバトンを託した。
取材後記
『飛翔』というスローガンを掲げる硬式庭球部。
練習ではチーム一丸となってテニスに取り組み、時にはアドバイスをしながらお互いを高め合う姿があった。
先輩が作り上げたチームを引き継ぎ、リーグ昇格へ邁進する硬式庭球部の活躍に期待したい。
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※内容はすべて取材当時のものです。