今年も神奈川大学の秋を盛り上げる2つの大学祭が近づいてきた。
2023年11月4日(土)・5日(日)に横浜キャンパスで開催される「神大フェスタ」。2023年10月28日(土)・29日(日)にみなとみらいキャンパスで開催される「みなとみらい祭」。両大学祭は、環境の違うキャンパスで行われるため、それぞれ特色をもった大学祭となっている。
今回は開催直前レポートとして、神大フェスタを取り仕切る加藤優剛委員長(経済・３年)とみなとみらい祭を取り仕切る三宅涼太委員長(国際経営・3年)の両委員長にインタビューをした。コロナ禍以来、全面的に規制のない大きな大学祭にかける両委員長の想いにせまる。

「大学祭本番が近づいてきて、幹部を筆頭に全員が忙しなく活動している。ただ、委員会に所属するメンバーの雰囲気は良く、準備は着実に進んでいる」と加藤委員長。例年スケジュール調整に苦戦しているようだが、各部で密にコミュニケーションをとることで、今年度は順調に進んでいるようだ。
続けて「今年は“質の高い”イベントを催したいと考えている。コロナ禍を機に、在学生の参加が減ってしまっているため、今一度神大フェスタの魅力を神大生に伝えたい」と話してくれた。参加を促すためにも広報活動を積極的に実施していようで、SNSを利用したり地域と連携をとりながら、情報を発信しているようだ。

「今年の参加団体は、昨年度の倍にあたる50以上の団体が参加してくれている。見応えのある神大フェスタになりそうだ」と語る加藤委員長。東西に広いキャンパスを余すことなく活用して、回遊性の高い構成としているようだ。体育館とグラウンド付近では、巨大迷路などの体験型のイベントやフリーマーケットを企画しており老若男女楽しめる企画を考えているとのこと。
もちろん、例年人気のステージ企画では、今年も各団体の思い思いの発表や人気タレントによるイベントも開催されるようでこちらも注目である。

「みなとみらい祭の成功に向けて1月から準備をしてきたが、スケジュール通り順調に進んでいる。今年度は“コミュニケーション”に力を入れてきたことが功を奏している」と語る三宅委員長。8月まで月に1回程度レクリエーションを開催し、委員同士のコミュニケーションを図りつつ、1・2年生の企画力や自主性を育めたという。また時間を有効活用するために、対面で実施していた打ち合わせをオンラインに変更、タスク管理を明確化するなど今までにない新しい風が吹いているようだ。

「みなとみらい祭で初となる5階アリーナに“ステージ”を組み上げ、学生の発表の場を作り上げた」と話す三宅委員長。ビル型のキャンパスということもあり、屋内へのステージ設置には課題も多く、調整に時間を費やしたが今年ついに実現に至ったという。今年もタレントによるトークショーや縁日・モルックなど参加型の企画も充実しているようで非常に楽しみである。
またみなとみらいキャンパスらしい、メタバースでのイベントも開催するようで、こちらも非常に興味深い。

神大フェスタの加藤委員長は「25年目と一つの節目を迎える神大フェスタ。表現の場として神大生が輝きを見せられる大学祭にしたい。神大生や地域の方に限らず、多くの方にお越しいただきたい」と熱く話してくれた。
続けて、みなとみらい祭の三宅委員長は「3年目と歴史は浅いが、委員全員が熱量をもって取り組んできた集大成をお見せしたい。数少ない学生の発表の場として、多くの方に楽しんでいただきたい」と熱く語ってくれた。
コロナ禍で抑圧されてきた力を、大学祭を通して発揮される姿を楽しみにしたい。

第25回 神大フェスタ
2023年11月4日(土) 10：00～18：00 / 11月5日(日) 10：00～18：00

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第3回 みなとみらい祭
2023年10月28日(土) 10：00～18：00 / 10月29日(日) 10：00～17：00

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取材後記

インタビューを通して、両委員長から意識の高さや考えの豊かさを感じ取れる時間であった。
私が学生時代には、これほど熱量をもって物事に取り組めていただろうか。いまは楽しむだけの大学祭ではなく、人として成長し、発表できる人生経験の場になっているのではないかと思う。
両大学祭の成功を心より祈願したい。