在学生(学部・大学院)
行って、見なければ始まらない。フィールドワークは、全身でまちづくりを考えるベースです。
久保 綾乃
建築学部 建築学科2年
石川県 金沢泉丘高等学校出身
FIELDWORK
フィールドワーク(建築学部)
伝統的な建造物や文化が数多く残されている金沢で育った私。都市開発と古くからの街並みが共存するにはどうすべきか、それが建築への興味の第一歩。そのため、文系でも建築を学べる神奈川大学へ進学しました。人が暮らす環境としての建築に興味があり、現在は「フィールドワーク」で人に寄り添うまちづくりを考察しています。教授から渡された地図をもとにまちを何度も歩き回りそこにあるものをつぶさに観察する手法ですが、当たり前のものとして見過ごしていた事象が別の側面を持って立ち上がることがとてもおもしろいです。グループワークでは神大の地元・白楽を歩きましたが、気付くこともメンバーそれぞれに個性的で新鮮。目で見るスケール感、まちの匂いや緑の濃さ、建造物の密集度、足裏で感じる土地の勾配や人の行き交いなどフィールドワークはまちを考える上でとても実践的でした。今はグループで収集した白楽というまちのデータを自分なりに咀嚼して個人で都市設計を考えています。このまちらしさを残し、変化を起こすにはどこにどんなものを建てればいいか。私だけの脳内都市計画、それに夢中な毎日です。
※内容はすべて取材当時のものです。
