在学生(学部・大学院)

3歳の目で見渡す世界。なんとおもしろく不思議に満ちていることでしょう!

中村 七海 人間科学部 人間科学科3年
神奈川県 湘南学園高等学校出身

SEMINAR

ゼミナール

小さい頃から絵が大好きな私が、知覚心理学・色彩心理学が学べる吉澤ゼミを選んだのは自然な流れでした。今やっと卒論のテーマが決まったところですが、それにはかなり苦労しました。先生にまず言われたのは、身の回りの不思議なことを10個探してきて、その中で一番興味があることを卒論として追究しよう、ということ。その際おっしゃった言葉「自分が3歳に戻って、3歳の気持ちになって周りを見てみて」がとても新鮮で心に響きました。そういえば、子どもの描く太陽が丸に棒で、雲がもくもくと記号化されているのはなぜだろう。吉澤先生に報告すると「ピカソの不思議な絵は実際そう見えて描いていたらしいから、小さい子にはそう見えているかもしれないよ」とアドバイスを受け、子どもには物がどのように見えているかを研究することにしました。この「不思議探し」の過程でいろいろな「?」が見つかるたび質問に行くと、私の何倍もの興味深い「!」を返してくださる吉澤先生のお話は本当に楽しいです。卒論の道はまだ始まったばかりですが、これからも「なぜ」を追求し、多角的、論理的に思考できる人間に成長していきたいと思っています。

※内容はすべて取材当時のものです。