在学生(学部・大学院)
困っている人の“杖”になる新しい画像認識技術を開発しています。
横濵 宗成
工学部 情報システム創成学科*4年
青森県 青森東高等学校出身(大学院進学予定)
Department of Applied Systems and Mathematics
情報学部 システム数理学科
普段何気なく暮らしている僕にとって、それは衝撃的でした。視空間認知障がい…!?初めて聞く言葉でした。モノの位置や向きなどを認識する能力に障 がいがあり、それにより、いつも歩いている道でも迷ってしまうことがあるというのです。地図があれば大丈夫だと思うかもしれませんが、自分の位置や向きがわからず迷ってしまうらしい。そこで、そんな人たちの移動支援デバイスを手掛ける企業と共同で、新しい画像認識技術を研究しています。歩いているときに目印となるお店の看板や会社のロゴを、風景の中から自動で抽出するもの。どんな角度や位置、さらに少し隠れてしまっていても画像認識ができるように、通常なら数千枚から数万枚のサンプル画像が必要なところを、1枚の画像をもとにコンピュータ上でたくさんのサンプル画像を生成して実現しようと考えています。1枚で済めば、時間やコストの削減にもなり、新しい目印もすぐに取り込める。誰かの役に立つと思うと、研究にもチカラが入ります。
*システム数理学科は2023年4月開設です。インタビューはシステム数理学科の前身である情報システム創成学科での学びを経た学生です。
※内容はすべて取材当時のものです。