卒業生

佐藤 遼太郎 大学3年生の秋ごろ、旅行用にGoPro(小型軽量デジタルビデオカメラ)を購入したのをきっかけにカメラを趣味にとどめず、仕事にすることに決めました。

AnMAKE Tokyo 合同会社/CEO
(2019年卒業)

INDEX

01在学中に会社を設立されましたね

大学3年生の秋ごろ、旅行用にGoPro(小型軽量デジタルビデオカメラ)を購入したのがきっかけでカメラの魅力を知り、どんどんのめり込んでいきました。そんな折に目にしたザ・チェインスモーカーズのミュージックプロモーションビデオが素晴らしく、この有名グループの映像はどんな映像会社が作っているのだろうと調べてみたんです。驚いたことにそれはプロの映像会社ではなく、実はそのグループの友人が作っていたのです。その友人は会社に所属せずフリーランスで稼いでいると聞き、そういう生き方もあるのかと感動したのです。それがきっかけで、カメラを趣味に留めず、仕事にすることにしたのです。そう決めてからは一気に行動に移しました。映像好きのコミュニティに入って人脈をつくったりして、4年生の2月には仕事仲間とAnMAKE Tokyo合同会社を設立。映像PRの事業を立ちあげげたのです。現在はTokyo Girls Collection やavex主催のイベント等のオフィシャルアフタームービーの制作などのお仕事をさせていただいています。

02起業が成功した秘訣はなんでしょう

自分が好きなことには正直になり、自分を偽らずに好きを突き通したこと、そして行動のスピードですね。自分のやりたいことをひたすらに口に出すことで声を掛けてくださる方が増えてきました。
出会いを大切にして、しっかりと礼儀正しく、恩を忘れず、謙虚に生きていれば自然と人脈は広がると感じています。

 

現在は好きなことを仕事にする良い環境があります。たとえば、SNSという自己ブランディングや他人からの評価を簡単に受けられる優れたツールがありますし、自分に合った情報を効率的に収集することもインターネットが可能にしてくれました。

03学生に向けて

私が伝えたいことは3つあります。

 

1.すぐに行動をすること

日本人の人はとりあえず3年やろうとか、1つのことをとりあえず長く続けようとしますが、その「とりあえず」が間違いかもしれません。私はカメラを始めて2年で東京ガールズコレクションや、ガールズアワードというところからオファーがきました。後先を考えずに躊躇せず行動すれば、思ったより短期間でやりたいことが実現できるものです。ただ、向き不向きを見定めるのは大変なので、まずは行動に移すことが大事だと思います。恐怖や不安を感じると思いますが、勇気を持って1歩踏み出してください。たかが1歩を踏み出せないなら、その先はもっと厳しい世界が待っているので戦えません。ですが、逆に言えば1歩を踏み出せる人間は少ないし、その先は後戻りできないので頑張るだけです。

 

2.自分のやりたいことを信じる

「周りが就職活動をしているのにカメラを続けてて大丈夫?」、「趣味を本気にしてどうするの?」などと私も言われました。でもカメラ以外にはあらゆる労力を割くことをやめたくらい、私はカメラに夢中なのです。この自分の気持ちに嘘をつかなければ、必ずカメラで生きてゆけると信じました。皆さんも、本当にやりたいことが見つかったのなら、自信を持って好きなことを信じてください。

 

3.周りと環境に感謝すること

私が成功できたのは周りの人のおかげです。大学時代に入っていたゼミを担当している小島先生にも、カメラを続けるためにサポートしていただきました。やりたいことを口に出していたら、周りの人が助けてくれますし、周りを巻き込んでいくことも出来ます。ありがたいことに撮影する環境を整えてくれるイベント会社の人、活躍できる場や経験を与えてくれる人たちに出会うことが出来ました。私も私が助けられたように他の人にも影響を与えられたらいいなと思っています。

※内容はすべて取材当時のものです。