卒業生

塞ぎ込んでいる生徒たち、挫折しかけている生徒たちに「大丈夫、私がいる」と伝えられる存在になりたい。

池田 直人 2024年度 外国語学部英語英文学科 卒業
現役合格:令和6年度実施 千葉県千葉市公立採用候補者選考試験<英語>

INDEX

01教員を志すようになったきっかけは?

昔の自分に「先生は良い人もいるぞ!」と証明したいことが、教職を志すきっかけです。教員になりたい人のきっかけの多くは、憧れの先生の存在だと思います。しかし、私には恩師と呼べる先生はいません。むしろ中学・高校時代には先生との大きな衝突があり、謹慎処分を受けた経験もあります。そのため、私が教職を志望すると話した際には、「絶対に無理だ」と断言されました。

ただ、私は自分が先生で苦しんできたからこそ、あの頃の自分に、自らの姿で「先生は良い人もいる」ということを証明したいです。こいつがやるとは誰も思わないような奴にだって、先生ができるということを、言葉ではなく我が身をもって行動で示したいです。塞ぎ込んでいる生徒たち、挫折しかけている生徒たちに「大丈夫、私がいる」と伝えられる存在になりたいです。目の前で、誰も信じていなかった可能性が少しずつ現実になっていく姿を見せ、強く願うその切実な思いが、決してあきらめない限り必ず結実することを、私の人生をかけて証明していきます。

02現役合格のために4年間努力してきたことは?

学習塾での経験です。特に就業先として、業界で「厳しい」と定評のある2社の集団塾を意図的に選びました。これらの塾での1ヶ月の経験は、他社での半年分に相当すると言われるほどの密度で、その分学びも深いものでした。それらの学習塾で顧客満足度(授業アンケート)といったもので、自分の授業を日々数値化してきました。校舎で評価されなくなったら、センスがないのでこの道を諦めようと決めていました。(教職への思いは個人的なものであり、生徒に直接関係ないですから)

結果として、校舎1位での表彰や、合宿・正月特訓、特別コースの英語科担当など、重要な役割も任されるようになりました。

03教職課程を履修する上で大変だったことは?それを乗り越えるためにどんなことをした?

英語科教育法では数多くの模擬授業が課され、その準備に多大な時間と労力を要しました。しかし、「先生方や受講生たちを驚かせるにはどうすれば良いか」を仲間と議論する中で、準備の大変さを忘れるほど熱中していきました。また、教職課程を乗り切る上で資格支援室の存在は不可欠でした。どれほど困難な場面や状況に直面しても、そこに行けば活力をもらえ、「頑張ろう!」という気持ちを新たにできる、大学内の心の拠り所でした。

04どんな教員採用試験対策をしてきた?

現役で合格(採用)をいただきたかったので、筆記試験対策として過去10年分の問題を3回繰り返し解きました。面接対策については、教育実習でお世話になった先生にご指導いただきました。特に英語面接やALTとの即興模擬授業に関する準備を重点的に行いました。一方、集団面接や志望動機などの一般的な面接については、ほとんど練習しませんでした。私自身が暗記した内容を話すのが苦手で、即興での問答が得意なため、素の自分で臨みました

05教育実習を通して学んだことは?

英語の授業を英語で展開することの醍醐味を学びました。私の母校は千葉県の英語教育推進校に指定されており、英語科の先生方は極めて高度な授業を実践されていました。それまで学習塾で文法や長文読解を明示的に指導してきた私にとって、50分間英語で授業を完遂し、生徒たちの主体的な気づきを引き出すという経験は、座学で学んだ理論と実践をつなぐ機会となりました。この経験を通じて、教材研究の質も大きく向上させることができました。

06後輩へのメッセージをどうぞ!

卒業論文の謝辞で、私は次のように述べました。

 

「最後にはなりますが、この場をお借りして、熱心にご指導いただいた久保野先生、髙橋先生に深く感謝申し上げます。教職課程を履修する4年間、多くの同志たちと会ってきました。時に同じ釜の飯を食い、同じ教壇の前で忌憚のない意見を交わし、しのぎを削ってきました。学び、指摘されそしてまた共に手を取り合った仲間がいます。かつては自分に英語の授業ができるのかと不安に押しつぶされそうでしたが、今ではその不安は来年度からの教育現場への熱い期待と確固たる自信へと変わりました。」

 

物事は結果以上に過程が重要だと考えています。教職に就く人もそうでない人も、教職課程で得られる同志というかけがえのない財産を築くため、この4年間にぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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※内容はすべて取材当時のものです。