大好きな数学を実社会へ応用。役立つ仕組みづくりに挑戦します。

成田 翔一 経済学研究科博士前期課程
愛知県立 安城高等学校出身

INDEX

01経済学科経済データ分析専攻(経済データ分析学科)を選んだ理由は?

高校時代から数学が好きで、複雑な現象を数式で説明できることに魅力を感じていました。経済には物価・雇用・為替など無数の変数があり、その関係をデータで読み解く学問領域があると知り「ここなら好きな数学を実社会に応用できる」と確信。経済学はもちろん、統計学やプログラミングも体系的に学べる点が決め手となり、神奈川大学を選びました。

02学びの中で”なるほど”と思った瞬間は?

授業で「相関は必ずしも因果ではない」と教わり、実データの演習でそれを実感しました。例えば、アイスの売上と水難事故件数は同じ季節に増えますが、直接の因果はなく、その背後には、気温という隠れた要因が存在します。見かけの数字だけで判断すると誤解が生まれることを理解し、データの裏側に潜む仕組みを考える姿勢が身についた瞬間でした。

03学びを通して身に付けたことは?

仮説を立て、データを集めて検証し、結論を批判的に吟味するサイクルを繰り返したことで「論理的に疑う目」が養われました。また、RやPythonを使った前処理・可視化・モデル構築を通じて、欠損やバイアスを見抜く実務的なスキルも取得。単に結果を出すだけでなく「なぜその数値が出たのか」を説明できる力が大きく向上しました。

04今後の仕事の中で学びの成果をどう活かしたいか?

来春から広告・マーケティング領域でデータサイエンティストとして働きます。大学で学んだ統計理論を活かし、ネット広告の閲覧数や購買データを整理して「どんな人に、どんな広告を届ければ喜ばれるか」を数字で見つけ出す仕事です。講義で身につけた数式やプログラムを、ビジネスを動かす判断材料へと社会実装し、企業とお客様の双方に役立つ仕組みづくりに挑戦していきます。

05後輩へのメッセージをどうぞ!

データ分析は「数値の背景を読み解き、次の行動を考える」学びです。難しく聞こえる確率・統計も、実際のデータに触れると面白さがわかります。講義やゼミで手を動かす機会が多いのが本学科の強みです。失敗を恐れず仮説を試し、結果を仲間と議論する中で自分の視野が広がります。数字を味方にて、新しい価値を生み出す楽しさを体験してください!

関連リンク

※内容はすべて取材当時のものです。